旧宮家の中には初代神武天皇の男系血筋を受け継ぐ若い男子が10名以上

⑴ 旧宮家は「菊栄親睦会」を通じ、現在も皇室を支えてい ます。
⑵ 旧宮家の中には明治天皇や昭和天皇の皇女が嫁ぎ、天皇 陛下の従弟もいらっしゃいます。
⑶ 初代神武天皇の男系血筋を受け継ぐ若い男子が、旧宮家 に10名以上いらっしゃいます。
⑷ 男系継承を続ける方法が残されているにもかかわらず、 現代人の価値観で断ち切って良いのでしょうか。
⑸ 未来永劫、皇室が続くことを望むなら、二千年以上続い てきた実績から答えを導くべきではないでしょうか。

旧宮家も招いて開催されている「菊栄親睦会」

皇室と伏見宮家の緊密なつながり

法学者 百地 章

(1)世襲親王家
▪伏見宮家の歴代当主は、歴代天皇の猶子となって親王に任ぜられ、常に皇位継承権を有した。
(2)歴代当主のうち
▪一人は天皇に(後花園天皇)、二人が天皇の候補となった(第19代貞敬親王、第21代貞教親王)。
▪一人は天皇の皇子が義子として入っている(第17代貞行親王)。
▪二人は、天皇の皇女が降嫁(第112代霊元天皇の福子内親玉、第113代東山天皇の秋子内親王) 。
(3)旧11宮家は伏見宮家の流れ
▪明治天皇は「直系の危機」に備え、四人の内親王を四宮家に降嫁(朝香宮家、東久邇宮家、竹田宮家、北白川宮家) 。
▪昭和天皇も一人の内親王を宮家に降嫁(東久邇宮家)。
(4)皇室と旧宮家の方々は親戚関係に
▪今上天皇と東久邇宮家の当主は従兄弟関係。
▪上皇陛下と久邇家の当主も従兄弟関係。

法学者・日本大学名誉教授
百地 章
(ももち あきら)

昭和21(1946)年静岡県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。京都大学博士(法学)、愛媛大学教授を経て、平成6(1994)年より日本大学法学部教授。平成29(2017)年日本大学名誉教授、国士舘大学特任教授。専門は憲法学。

安倍晋三元首相のブレーンの一人として活躍。2012年自由民主党総裁選挙の際は、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」発起人に名を連ねた。皇位継承問題に関しては、男系による皇統護持を主張し、女系となる女性宮家創設の動きを批判している。