一般社団法人 皇統を守る会 創立の経緯と趣旨

有史以来、多くの文明や国家が栄枯盛衰を繰り返してきた中、建国以来二千年以上に亘り、途絶えることなく続いてきた国は日本のみです。この「文明史の奇蹟」ともいうべき悠久の歴史が紡がれてきた根底には、初代神武天皇に始まり百二十六代に当たる今上天皇へと繋がる「萬世一系の皇統」と、君は民を大御宝として慈しみ、民は君を国民の安寧と世界の平和を祈る祭祀王として敬う「君民一体の国柄」がありました。
しかし、日本の強さの根源が「萬世一系の皇統」と「君民一体の国柄」にあることを見抜いたGHQは、皇統が先細りし、将来的に断絶に至ることを狙い、旧十一宮家を皇籍から離脱せざるを得ない状況に追い込みました。これこそが今日における皇統危機の淵源です。
この危機を打開するために、安定的な皇位継承の在り方に関する政府「有識者会議」が、令和三年十二月に最終報告書をまとめ、皇族数を確保するための具体策として次の三案を提示しました。
① 内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する。
② 皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする。
③ 皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする。
しかし、最終報告書が提出されて以来四年以上が経過したにも拘わらず、右記②と③案に対し、頑強な抵抗を示す一部野党勢力の存在によって、国会における審議は暗礁に乗り上げたままです。
しかし、令和八年一月に行われた衆議院総選挙において、その抵抗勢力が一掃され、皇室典範改正実現に向けた国会審議は愈々正念場を迎えます。
以上を踏まえ、「皇統を守る会」は次の指針を掲げて運動を進めてまいります。
一、将来の皇位継承が確定しておられる悠仁親王殿下と同世代の男系皇族を複数確保し、皇統の盤石と弥栄を揺るぎないものにするため、有識者会議が提出した②案と③案の実現に向かって邁進します。
二、その悲願実現にむけ、皇統護持を願うすべての国民と手を携え、小異を捨てて大同団結し、国民世論を喚起します。
三、令和二十二年(二〇四〇)年に紀元二七〇〇年を迎えるにあたり、昭和十五年に催された紀元二六〇〇年奉祝祭に勝るとも劣らない奉祝祭を催すことを、政府と国民に幅広く呼び掛けます。
当会は令和元年十月二十二日(即位礼正殿の儀の佳日)に任意団体として創設され、以来多くの方々のご支援を賜りながら活動の輪を広げてまいりました。そして、皇統護持に対して一層力強い役割を果たすべく、令和七年四月三日(神武天皇祭の佳日)を以て「一般社団法人皇統を守る会」として新たなスタートを切りました。
萬世一系の皇統を盤石なものとし、日本が一日も早く本来の姿を取り戻すことを志す同憂の士、取り分け将来を担う若い方々のご参加を心からお待ちしています。
令和八年二月二十三日
一般社団法人 皇統を守る会
会長 葛城 奈海

葛城 奈海
座右の銘
意志あるところに道がある
ジャーナリスト
葛城 奈海

ジャーナリスト。防人と歩む会会長。予備役ブルーリボンの会幹事長。北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」でアナウンスを担当。令和元年10月、皇統(父系男系)を守る国民連合の会設立、
令和7年4月3日(神武天皇祭)を以て一般社団法人皇統を守る会会長に就任。
著書に『戦うことは「悪」ですか』(扶桑社)、『日本を守るため、明日から戦えますか?』(ビジネス社)、『日本の要衝・与那国を守る』(明成社)、解説書に『初等科国語[中学年版]』(ハート出版)、共著に『大東亜戦争 失われた真実』(ハート出版)。
